2019/04/06活動レポート
教会学校 台北研修旅行 レポート
2019年4月4日~8日まで、教会学校教師たち代表が台湾のニューライフチャーチ(新生命教会)で研修を受けました。以下は校長である小川伝道師のレポートです。
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我々教会学校の教師の研修チームは、2019年4月4日~8日に台湾のNew Life Churchに研修に行ってきました。見学したのは主に10歳までを対象とした教会学校のプログラムです。見てきたことを簡潔にまとめて分かち合います。
1.New Life Churchについて
・台湾の首都、台北の中心地にあり、リバイバルが起きている教会。
・教会員の平均年齢も若く、青年と教会学校の働きが有名。
・「一人一人が教会を建てる」というビジョンのもと、小さな子供であっても奉仕ができるようにする。
・FacebookやYouTubeなどを積極的に活用したり、子供に職業体験などをさせたりと、従来の教会の枠を超えた活動を積極的に行っている。その活動のすべては伝道のためである。
- New Life Churchの教会学校が主に行っていること
〈平日〉
・QT(御言葉の黙想と祈り):
スマートフォンのアプリを利用して、教師1人と子供8人ぐらいでQTを行う。決まった時間になったら、子供たちはスマホからアプリに接続して、先生の顔を画面で見ながら聖書の御言葉の勉強・祈りを行う。インターネット英会話個人レッスンのようなスタイル。
〈金曜日〉
・金曜礼拝:
20:00~22:00奉仕者たちを中心とした礼拝。(この教会は主日は1回しか礼拝がない。そのため奉仕者はこの礼拝に参加する)
〈土曜日〉
・訪問:
伝道対象の家に訪問し、礼拝する。賛美から御言葉、祈りまで、主に子供が導く。大人は子供をサポートする。
例:未信者(大人)の家に訪問し、子供が導いて礼拝をした。子供がかわいいこともあり、未信者ながら喜んで礼拝していた。
・職業体験:
子供たちが様々な職業体験をする。(日本のキッザニアのような体験ができる)
パイロット体験、美容師体験、コンビニ店長体験、シェフ体験など様々なプログラムがある。
美容師やコンビニ、シェフ体験は、実際に美容室、コンビニ、料理教室に行って、子供たちがやってみる。
パイロット体験は、実際の航空会社の子供用施設で体験する。
このプログラムの主な目的は伝道。実際に多くの初来者の親子が参加していた。出発前には小さな礼拝が捧げられる。
・遊びに行く:
インラインスケートやロボットレストランなど子供が楽しめる場所にみんなで行って楽しい時間を過ごす。
教会学校の教師が引率し、時にバスなどの公共交通機関で移動する。教師は子供の安全を守ると同時に、集団行動の仕方、公共交通機関マナーなどを学ばせる。出発前には小さな礼拝が捧げられる。
〈主日〉
・礼拝前プログラム:
礼拝の前の時間に、教室ごとに異なる様々なプログラムが用意されている。
ダンスのクラス、ファッションショーの準備のクラス、図工のクラス、映像を見るクラスなど、自分の興味のあるクラスに参加できる。
礼拝前のプログラムも楽しく、礼拝前の時間に子供たちが来るので、多くの子供が礼拝に遅れないような工夫がされている。
・礼拝:
礼拝は子供も大人も1回だけ。教会学校は教会で、大人は隣の小学校の大きなホールで礼拝を行う。
教会学校の礼拝は、普段370人ほどが集まる。司会も賛美も子供と教師が一緒に行う。
礼拝のプログラムのなかに、ダンスやファッションショーの発表の時間もあった。
メッセージは映像だった。事前に聖書の御言葉を人形劇で撮影して、主日はそれを大画面で流していた。教室ごとに異なる様々なプログラムが用意されている。
・礼拝後のプログラム:
子供の年齢ごとに各教室に集まり、食事と交わりの時間をもつ。
子供のリーダーが自分のグループの子供の世話をしてあげるシステム。
3.New Life Churchを体験して気づいたこと
◎本気で礼拝を捧げている
小さな礼拝でも、奉仕者は礼拝を本気で捧げていた。10名規模の小さな礼拝でも、賛美から主の祈りに至るまで全力で神様に捧げていた。その姿を子供たちが見て、ついてくる。
◎子供に何でもやらせる
礼拝の賛美リード、司会、伴奏、訪問なども子供が導く。「子供だからできない」とは考えない。
子供が何でもできるように訓練する。そして大人が必ず側にいてフォローできるようにする。
◎あらゆる方法で伝道する
子供の職業体験、礼拝中のプログラム(ファッションショー、ダンス、DJ)など、すべてが伝道を目的に行われている。
未信者でも子供を参加させたくなるようにあらゆる工夫をしている。
子供が参加すれば、大人も教会に来る。教会に初めて来た保護者たちをフォローするチームも存在する。
伝道のためにFacebookやYouTubeなども積極的に取り入れる。Facebookでその週の礼拝やイベントの様子を動画や写真で確認できる。(親は自分の子供がどう教会ですごしたのかがわかる)Facebookの宣伝を見て300人が教会に来たこともある。
◎ 自分の教会の魅力を伝える方法を持っている
メディアを活用して、自分たちの教会や礼拝、プログラムの魅力を伝えている。
教役者も自分達の教会のプレゼンテーションをするのがうまい。